§3.プレステのピックアップレンズに対する考察

やねうらおが入手したプレステは、一番出回っている5500番台だったりする。どうも、ピックアップの精度が悪く(?)、プロテクトに引っかかっているわけではないのにCD−Rが読めなかったりする。CD−Rを焼くのに使用していたソフトは、オーディオトラックの再現性の高さから、disc jugglerを選択。(お気軽に焼きたいときは、WinCDRなんかも併用していたりする)

マクセルと、その他、いくつか有名ブランドのメディアでやってみたが起動しなかった。友人の薦めてくれた太陽誘電のメディア(ちょっと高いのよね。マクセルに比べて20円か、30円ぐらい高い。10枚で2、300円。100枚ぐらいまとめ買いするやねうらおにとって、2、3千円の格差が生じる)でなら、かろうじて起動した。かろうじてというのは、やはり、何度かリトライしているようで、正規のCDより起動時間が長いし、読み込み時間が全体的に長い。こんなもんでは納得いか〜ん!とか言って、とりあえず、ピックアップ(CD読み出しするユニットね)を交換しようかと考えた。

知り合いの業者に問い合わせたところ、ピックアップは1600円で入ってくるから、やねさんなら2000円ぐらいでいいけど?と言われた。ちなみに、店頭販売価格は、6800円である。うーん。6800円を2000円というよりは、1600円のものを2000円というのが気になった。とりあえず、ちょっと考えさせてくれ、とか言う。(セコイなぁ...)

とりあえずプレステを再度あけると、可変抵抗がついてるのを発見。こいつを回すことにした。


小さいキティちゃんが指してるあたりにあるヘソのような部品がそれ。こいつを精密ドライバーなどで回す。ちなみに、このキティちゃんは、振動があるごとに9回光る。説明書によると電池寿命まで12万回程度光るらしい。(誰もそんなこと聞いてないって...)

これは、オプティカルレンズの調整用で、非常に微妙なものだからして、もとに戻せなくなったらえらいこっちゃの1600円が2000円な騒ぎ(それはもういいって...)になるから、とりあえず、赤のボールペンで最初の位置をマーキングして、爪でもって回転させた。(適当なドライバー持ってないねん。これで本当にハードウェアの工作をしようってんだから、かなりの大馬鹿者か、命知らずだと言える:笑)


いろいろやってみたところ、最初の位置から右に30度ほど回転させたところがちょうどいいらしい。この状態なら、メディアは、マクセルであろうが、オンキョウであろうが正常にゲームが起動することがわかった。ソニーは、わざと意地悪して、CD−Rでは動かないような読み出し精度になるように可変抵抗を調整しているのだとしたら、実に芸が細かい!(んなわけないか...)まあ、実のところは、安定してブラックCDが読み取れるように調整してあるんだろうけれど。

某ソニーの某オプティカルレンズ屋(ぜんぜん某じゃないやん...)は、オシロもなしにバリオーム(可変抵抗ね)いじるだなんて無謀だと思いますと言っていたが、これで動くようになったんだから、まあ良しとしよう。ただ、この記事読んで、実行してみてマスターCDも読み取れなくなったからって、爆弾メールしてこないでねん。(笑) そーゆー人には、ピックアップを4千円で譲ってあげるので。<お前、いま、上で2千円やゆうてたやないか...。

とりあえず、めでたくご機嫌なゲームマシンが誕生した。次は、ドリームキャストのゲームのコピーもといバックアップにでも挑戦したいところだが、やりたいゲームがないし、ドリキャス本体も持ってないもんで、こいつはしばらく延期とする。


写真は、やねうらおの愛用している、スイッチ付きプレステ。よい子は真似しないようにね!


あと、前回の記事で、MODチップの電源ピンのON/OFFでどうとか書いたが、MODチップの電源を下手なところから取っている場合、プレステ起動中に切りかえるのは、どう考えてもよろしくない。下手すると本体を壊しかねない。だからして、プロテクト対策には、信号ピン(5ピン&6ピン)につないでいる線をスイッチで切断してしまうほうが好ましい良い。

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