§9.ゲームラボ掲載記念 99/9/23

すんません。今回、ネタ用意してません。(やる気あんのかー>俺)

とりあえず、今月号(9/16日発売号)のゲームラボに記事書いたので、それについて雑文なんか書いてしまおうかなーってことです。


☆ ことの始まり

今回、ゲームラボ誌に書かせていただいたのは、MODチップの制作記事です。MODチップについては、この連載の第2回目ぐらいで掲載してます。簡単に言うと、プレステで、CD−Rでコピーしたゲームが遊べてしまうようにするための違法すれすれの改造チップです。

この原稿依頼なのですが、ちょうど、お盆前ぐらいに依頼がきて、お盆返上で『盗撮マニア』というゲーム(ちなみに発売日は今日ですが)のためのプログラムを書くつもりだったので、「少なくとも、お盆明けまで何もできませーん」というような返事を返したところ、ゲームラボ編集子からは、そのまま返事は来ません。あー、やっぱり、9/16日発売だから、8下旬に原稿があがってきてそれ編集してたら到底間に合わないだろうし、さすがに今回は諦めたんみたいやね…と思って高をくくっていたやねうらおですが、なんと、お盆明けになって、「お盆明けならば引き受けていただけると聞いたのですが」という趣旨のメールが(笑) 前回お世話になっているので「そんなことは言うてへんやんけ!」とも言えず、書かせていただくことにしたわけです。

☆ やねうらお地を駆ける

まずは情報収集です。ゲームラボ編集子からは「入門記事なので、簡単な製作過程だけで結構です」と言われていたのですが、書くからにはなるべく最新のプロテクト対策と、その歴史について盛り込もう!と思い、インターネットで検索したおして調べてみたのですが、ほとんどのホームページに、たいしたことは書いてありません。どこの掲示板も、最近はほとんど書き込みが無い状態でした。

どうも、MODを製作していた人たちはMOD販売業者に嫌気が差したようで、地下に潜ったようです。確かに、自分たちが苦労して(時としてプレステを何台も壊して)開発し、善意で公開しているMODチップのソースをそのまま利用してMODチップを製造販売している販売業者を許せない気持ちはわからないでもないです。ついでに言えば、彼らはプロテクトやそういった技術に興味があってそれ自体を楽しみとしてやっているわけで、ゲームをコピーしてやるためにやっているわけではないのです。(まあ、それに群がる人たちは、コピーが目的なのでしょうけれど…)

☆ やねうらお、女になる

いい加減な記事を書くわけにはいかないので、MODチップのソースを再度、読み直すことにしました。あと、あちらこちらのホームページの内容もとりあえず印刷だけして、行きの通勤電車のなかで読むことにしました。ついでに、『盗撮マニア』のほうのプログラムも実は修正作業が入って、ソースを印刷して帰りの通勤電車のなかでデバッグという状態。もう目が疲れて、視力がめっちゃ落ちてほとんど何も見えなくなるし、睡眠不足で耳は聞こえにくくなるし、やねうらおがもし女に生まれていたら、ヘレンケラ子とか言うあだ名がついていたことでしょう。(なんのこっちゃ…)

☆ 気になるお値段は?

家に帰ってからは原稿書きです。情報収集のためのメールのやりとり等を含めると、たかだか4ページの原稿(ちなみにゲームラボの原稿料は6千円/ページ)に、20時間近くかかっています。調べるのに時間をかけすぎのような気もしますが、まあ、こんなものでしょう。こんな低いチャージで働いたのは、久しぶりです。普段、あまりお金のことは考えていませんが、時給850円(ただし深夜および通勤電車の中)などと言う文面で就職情報誌に広告を打って、果たして何人の人が来るのか知りたいものです。

☆ もう原稿依頼は来ないであろう

メールで最新のプロテクト事情について情報提供をいただいた人には「任せてください!」などと大きなことを言っていたのですが、その時点で原稿の文字数は、編集子の指定4000文字に対して、その3倍ぐらいの量を書いてしまっていました。かと言って、軌道修正をする時間はないのでそのまま書き切り、「編集はお任せします」とゲームラボ編集子に渡しました。それをどうにかこうにか編集され、おまけに画面写真等もすべて用意してくださったようで、ゲームラボ編集子には感謝してます。まあ、やねうらおには二度とゲームラボから原稿依頼が来ないような気がしますが(笑)

☆ これでは面目丸つぶれ

それより困ったのは、技術的なことは大幅カット。まあ、文字数オーバーなので仕方ありませんが、せっかく情報提供をくださったというのに、これでは面目まるつぶれです。おまけに、その提供していただいた情報は一切記事になっておらず、なのに、「情報提供をしてくださった×××さんありがとうございました」みたいな文章が最後に。いやー、さすがに、それはおかしいんちゃうかー。(笑) まあ、悪いのは、やねうらおなんです、はい。

☆ そんなわけでこの場を借りて

この場をお借りして、その生原稿を掲載しようかと思ったのですが、まだそのゲームラボ誌、発売中ということもあって、最低限のマナーとして次の号が発売されてからでしょう…。だから、もうちっと待ってねん。


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