§14.ポポペ活用編 '01/12/14


そんなわけでポポペのCE化に成功しました。ポポペが何たるかは、ひとつ前の章をご覧ください。

写真に写っている壁紙は、自社で開発してるゲームのキャラ^^;


それで、CE化するに当たり、いくつか、注意点など書いてみたいと思います。

☆ MMC

まず、メモリカードなのですが、MMC(マルチメディアカード)と、その上位規格でSDカードというのがあるのですが、SDカードのほうもポポペが最新のBIOS(4403)ならば問題なく使えます。ただ、カードスロットにささらないので、裏面を1ミリほどヤスリで削る必要があります。削りたりないと、挿したあと、取り出せません(笑) やねうらおは、マイナスドライバーで引っ掻きながら取り出しました^^;;

CE化について一般的な内容は、
・ちっちゃいCEマシン http://homepage2.nifty.com/carulli/
が参考になります。

docomoショップで無償でBIOSのアップデートをやってくれるみたいですので、対応しているMMCカードの種類で悩みたくないのなら、BIOSのバージョンアップをしたほうが早そうです。BIOSさえ最新のものならば、以下のインターネット通販を利用すると安くで買えます。

あきばおー http://www.akibaoo.co.jp/top.shtml
サンシャイン http://www.sunshine-web.co.jp/

☆ MP3再生

次に、MP3の再生なのですが、WindowsCEではシェアウェアでXAudioというソフトがあるんですが、MicrosoftがMediaPlayerのCE版を出したときにフリーウェアになりました。ポポペでは、このXAudioを使ってMP3を再生するのが一般的なようですが、いま、本家Audioは、改装中のようでDLできません。

しかし、以下のところからDLできるので、紹介しておきます。

Xaudio(MP3プレーヤ) Qtaさん版
http://homepage2.nifty.com/qta/work/xap_002_mips.lzh
Xaudio(MP3プレーヤ) Qtaさん版のソース
http://homepage2.nifty.com/qta/work/xap_002_src.lzh

☆ MIDI再生

MIDIの再生ソフトは、以下のを使うと良いでしょう。

Mimidi(MIDIファイル再生)
http://www.lares.dti.ne.jp/~k-akixx/

このDownloadコーナーで、WindowsCE 2.0 MIPS(mimidi.mips.cab)と書かれているものをDLしてきます。ポポペはcabからのインストールは対応していないので、自分で解凍して、ファイル名をリネームしてインストールしてやる必要があります。これについては、

P@lming Heart http://www.remus.dti.ne.jp/~fortuna/ppp/index.html

このページが詳しいです。要するに、拡張子が.000のファイルを調べて、そこに書いてあるファイル名に.001,.002,..という拡張子のファイルを順番リネームしていけばokです。

☆ MPEG再生

MPEG再生には、

PocketTV(MPEGムービープレーヤ)
http://www.mpegtv.com/wince/pockettv/bin/PocketTVSetup-HPCPRO.exe

というのがあります。私は動作確認してないですが、ポポペで使えるそうです。速度は、泣けてくるほど遅いそうですが^^; 音声は一応まともに再生できるようです。どうせなら、MPEGから独自の形式に変換して、それを再生するようなCE用のムービープレイヤーを作ろうかと思ったり思わなかったり..

☆ ゲームエミュレータ

ファミコンとGameBoyのエミュPocketGBの解説(ただ、これはシェアウェアですが):
GBA Emulation http://www.d7.dion.ne.jp/~myuumyuu/ppp.htm

WinCE上で動作するエミュレータの詳しい解説:
WinCEでエミュレータ http://www.susono.com/~mogumon/

ポポペ用にファミコンエミュ等を移植されてる日本人(凄いなぁ..):
にゃごすのページ http://imasy.or.jp/~ngs/main.html

☆ ゲームウォッチ

CE用のポパイとオクトパスが出回っていたのですが、現在、本家では公開終了になっています。

海外のPDAサイトからならば、まだDLできます。たとえば、以下のサイトの
http://pda-ny.tucows.webusenet.com/listings-rating-windowsce.html
Octopusとpopeyeがそれです。

☆ 赤外線での転送

IRCopyが有名なのですが、これのWindows版が見当たらず、WindowsCE間でしかコピーできないみたいなのです。そこで、お勧めは、これです。

Tedmiy Pocket Post Pet Page http://www.geocities.jp/tedmiy/ppp.html

のIrFTrP Ver. 1.00です。これならば、Windows98/2000 ⇔ ポポペで転送できます。longfilenameが使えないのが少し気になりますけど。

☆ わっふる

Visual Arts系のAVG32用のスクリプトのエミュレーションとして、わっふるというソフトが有名で、ザウルスでAIRやらKanonやらやってる人が私のまわりに居るのですが、あれのポポペ版であります。

いまいの隠れ家 http://imai.omosiro.com/

何というか、凄いお方がたくさん居るもんです^^;


☆ ポポペの使いみち

案1.イヤホン端子の改造を行なって、携帯MP3マシンにする?

ぽぽぺにイヤホン増設 http://plaza17.mbn.or.jp/~usasa/popope.html

⇒ 持ち歩くのが恥ずかしい。500グラムは少し重い気がする。MMCはスマートメディアより、少し割高なのでなんだかもったいない気がする。

案2.携帯MIDIマシンにする

⇒ いまさらMIDIというのもなぁ..携帯電話の着メロじゃあるまいし..

案3.携帯テキストエディタとして活用する

⇒ 電車のなかで開くのが少しはずかしい。小さなガキんちょが、ポストペットなのに気付いて、モモ..モモ..とかばっちい手で触りに来たら嫌だし(笑) たとえば、打ち合わせ用のテキストを詰め込んで持ち運ぶのには使えるかも知れない..客先で、これを開くのもどうかと思うが。

案4.AIRやKanonをして遊ぶ

⇒ 何も外でエロゲーやらなくても..。感動して電車のなかで涙流してたらかっこ悪いやん(笑) というか、メモリばかばか食うので、ちょっと荷が重いような気もする。

案5.ゲームマシンとして遊ぶ

⇒ エミュ関連は、ちょっと重いのが難点。オーバークロックすれば、遊べないことも無いのだろうが..

クロックアップ参考記事:
泡の杜別館「モモ・ハウス」 http://www.hakaku.net/ppp/

案6.携帯用メール端末として使う

⇒ それ、WindowsCEにした意味無いんですけど^^;

案7.プログラマらしく、WindowsCEのソフトでも開発して遊ぶ

⇒ Microsoftから、EVT3.0(eMbedded Visual Tools 3.0)というVisual StudioのWindowsCE版のようなものが無償で配布されています。Visual Studioは高くて買えないという学生さんが勉強のためこれでCEのソフトを作ってみるというのも、面白いと思います。Windowsと比べて、ソースを公開されている方も多いですし、何よりMircosoftではWindowsCEの本体ソース自体も公開されていますし、このようなオープンな環境からはすごく得るものがあると思います。

EVT3.0について参考記事:2001年10月号の C MAGAZINE pp.67-79


戻る